このレビューはネタバレを含みます▼
個人的にはケーキバースといえば、まずこの作品が挙がるのではないかな、と思います。それほどストーリーにケーキバースならではの描写がたくさん組み込まれていると感じます(達成くんが友達にフォークであることを隠していることで友達との間に一線を引いていたり、稔世くんが付き合ったあとも達成くんがケーキとしての面で自分を求めていると考えてしまったり、など)。百瀬先生の絵柄は大好きなのですが、2巻の最終話(12話)から絵の雰囲気が変わっているのかな?と思いました。(気のせいかもしれません)
(以下、ただの思い出話です)
百瀬あん先生の作品で初めて読ませていただいた作品でした。
とりあえずメガネの受けくんを欲していたときに出会いました。稔世くんは大人しめの性格だけど、なよなよしているとかでは全くなく、むしろ達成くんのことが大好きで達也くんに対しては結構積極的で。その一方で、自分はケーキだから達成くんに求められているのだと考えてしまい、達成くんとすれちがってしまって。そんなもどかしい一面も含めて、稔世くんのすべてが自分にどストライクすぎました。稔世くん以上に自分の理想に近い受けくんは今後現れない気がします。百瀬先生、作品を作ってくださった方々、そしておすすめ機能、本当にありがとうございます。
連載が終わってしまったのは悲しいし寂しいですが、これから何度も読み返して余韻に浸ります。
読もうか迷っている方は是非手に取ってみて欲しいです。