このレビューはネタバレを含みます▼
ありえない物語を魔法とか非現実的なものではなく、「科学」を使って進めていくこれまでの漫画とは一味違う新感覚サバイバル漫画です。
ある日突然世界中に謎の光線が降りかかり、その光線を浴びた人類は意識を失いながら石化していく。ただ1人を除いて。なんとこの物語の主人公・千空は数え続けていたのだ、三千年の時を。ひたすら時を数え続け、死の確率が最も低い三千年後の春、千空は石化から目覚めた。三千年の時を得て、地球は自然に返っていた。人類が築き上げた文明も自然と化していた。
そんな中、千空は全人類を復活させ、謎の石化光線の謎を解こうとする。一見不可能なことだが、千空は生粋の天才科学少年。この石の世界、ストーンワールドで科学のロードマップを使い、一から携帯電話、発電所、日本刀、船など様々な物を作りあげた。
この話は科学を中心に進んでいくのだが、科学の知識が全くない私でも大体何を言っているのか分かるくらい、分かりやすく解説などもついておりさくさくと読み進めることが出来る。
登場人物も皆個性豊かで見ていてとても面白い。
一つの大きな目標に向かって数千数万数億の手順をひつひとつ積み上げていくこの物語はとても面白い!沼ってしまうので時間がある人、必ず読んでほしい。きっと後悔はしないと思う。