このレビューはネタバレを含みます▼
途中、何度も読むのを諦めそうになりました。ツッコミどころが多くて、攻めと受けが盛り上がっていくのについていけませんでした。
あっさり移住を決めたアルマンドも愚かですが、国王としての振る舞いができないユリウスも愚かです。極め付けは、大臣が横領をしているとアルマンドに打ち明けてしまった事です。そんな、国の弱みとも言える事を、なぜ会って数日しか経ってない他国の王に言えるんでしょうか。後からその事を悔やむシーンがありますが、国王としての教育を受けているならば、言う前に気づくべきです。ユリウスが国王になるべくあらゆる教育を受け、執務もしつなくこなしているような描写がありましたが、その振る舞いで台無しです。
国を顧みず、自分たちの恋に溺れた愚かな王同士の物語にしか感じられませんでした。
また、行間があまり無いのも気になりました。心情を表したり重要な局面の雰囲気を出したりするような場面では、行間をつけて読む側にも想像する余裕が欲しかったです。。。
評価下げて申し訳ないですが、買った事を後悔しました。