このレビューはネタバレを含みます▼
無料だから読み始めたのですが、なんだかとても惹かれたので続きも購入しました。最後まで読みましたが、ふた通りの解釈ができるのがとても好きです。キラキラとしたまぶしい最後、でももしかしたらとても哀しくて切ない最後、読んだ人によって解釈が分かれると思います。
最後のほうで女性が横たわっている画、雪の中で主人公が一人でたたずむシーン、余計なセリフがないところが本当に映画のようです。
「あり得ないこと」と思っていてもつい「自分がこの人だったら」と思ってしまうのが映画や漫画や小説ですが、私の今の精神状態のせいもあるのか哀しくて切ないほうの最後のような気がしてしまっています。でも本当はどうかキラキラしたまぶしいほうであってほしいです。少年マンガなので気持ち悪い描写も多々ありましたがそれを差し引いても切なくて読んだ後に何度も思い出すような作品でした。もしかしたら作者の方はそのつもりはなかったかもしれないけれど、解釈を読者に委ねてくださって本当にありがとうございました(気持ち悪い描写のぶん★を引くことができないくらい素敵な作品でした)