このレビューはネタバレを含みます▼
妊活をしたことがない人でも引き込まれる作品だ。
妊活ループに巻き込まれた主人公は優しい恋人を得て幸せな時間を過ごす。そしてなんとかループから抜け出そうとするが、最後の最後で引き戻されてしまう心理描写が幼い主人公の姿で巧みに描かれている。
優しい恋人と結婚して養子を迎えるとか、精子提供してもらうとかではダメなのかなと思うのは妊活を知らないから?
苦労して自分の子供を手に入れても必ず幸せになるとは限らないのに。そして人生の最後に残されるのは電車で見た老夫婦だというのに。ゴミにするには7年という月日は長すぎたということか。