このレビューはネタバレを含みます▼
教会が舞台、吸血鬼や人狼が登場するややメルヘンな世界観が特徴的。
ある晩、主人公シスター【シャル】が吸血鬼に襲われ、感染してしまいます。前半では肉体の変化(ふたなり化)や血への渇望など、自身の異変に戸惑うシャルの心情がよく描写されています。このまま変異して皆を傷つけるくらいなら、自ら命を絶とうとまでする心優しきシスター・・・。
そして明らかになる神父【マガミ】の正体・・・彼は人狼でした。彼もまた、夜な夜な人を襲わぬように自ら変異を抑えつけていた、心優しき神父だったのです。
そんな二人がお互いの正体を知ったら、やることは勿論・・・救済逆アナ交尾ですね!
なんでも吸血鬼は人狼の天敵らしく、マガミはシャルに手も足も出ません。屈強な男が少女に犯されるのは柿之田先生の前作「娘童情事」と同様ですが、設定で説得力を補強しているのが良いですね。
何より推したいのはHシーン突入以降のスピード感!前半のシリアスはどこに行ったってぐらいのハイテンション。いちいちシャルのセリフが股間より腹筋に来るのは私だけでしょうか…。それでいて描写は濃密。人としての理性や聖職者としてのタガを放り投げた、2匹のケダモノのように描かれていると感じました。意図した演出だと思いますが上手いです。相変わらずエロいおっさん描くの上手いですね。
ラストはおっさんメス堕ちハッピーエンド・・・もとい正統派ラブストーリーといった感じでまとまっています。
総評:買え