このレビューはネタバレを含みます▼
全巻読ませていただきました。復讐ものとしてはゴミクズ3匹を駆除できたのでその点だけはスッキリなんだと思います。
ただやっぱりツッコミ箇所があまりにも多すぎるのはサスペンスものとしては残念です。突如始まる麻雀展開は麻雀漫画描きたいのかな?と思いましたし、やけに頭のキレる三角という刑事が変装している主人公の声も分からない(しかも女装している時も)のは矛盾していると思います。
あとこの作品の肝といえる主人公と警察の戦いですが漫画の展開上そうせざるを得ないのかもしれませんが「得体の知れない能力」という曖昧で科学的にも説明できないようなモノのために警察があれだけの人員を投入しますかね?物証もなし、指紋等も体に残らないのにどうやって立証するのか・・・
そして個人的に一番ツッコミたいというか許せないのは被害者遺族やその親しい人を勝手に集めて、馬場を囮に主人公の能力を暴くって展開は主人公の能力以上に非現実的じゃないですかね?遺族の苦しみとかに共感しているようなフリして、復讐心を利用してふざけた実験をするとか三角と女刑事も加害者3人と同類のクズにしか思えません。