tetsuさん

まずタイトルが秀逸で目を引きました
そのまま受け取ればごく平凡なストーリー、でも表紙の雰囲気と混ざると一気に奥行きを感じさせる不思議な語感
いざ読み進めていくとこのタイトル、展開に沿って意味遠くなったり、ピタッと寄り添ったりの絶妙さ
僕にしてみれば読み始めてからもなお、要所要所でタイトルと照らし合わせる作業を無意識にしている事が新鮮な体験です
加えて同じ位重要な絵のタッチ。こちらも単純に美しく読みやすいが、決して何かに似ているなどと言う印象を与えないオリジナリティが素敵なタッチです
この二つの要素に共通しているのは、作者の推敲美学だと感じます
きっと最後の一コマまで飽きさせず連れて行ってくれるでしょう！