フォロー
0
フォロワー
0
総レビュー数
6
いいねGET
4
いいね
0
レビュー
今月(4月1日~4月30日)
レビュー数0件
いいねGET0件
シーモア島


投稿レビュー
-
そばにある現実2011年6月16日無料立ち読みを読んで興味を持ったのと、皆さんのレビューが高評価だったのでパック購入しました。
この物語、いえ、この話は「いま、私たちが直面している現実」だと思います。
私はまだ子供もいませんが、家族がいなくなり…そして遺体で見つかる、もしくは我が子が殺人犯…なんてことがあったらきっと正気を保っていられません。
でも、この家族たちは頑張りました。
清貴くんのご家族は、最初こそお互いに感情をぶつけ合っていましたが真実を知ろうと立ち上がりました。
マスコミの激しいバッシングにも耐えました。
犯人…裕一くんの両親は、仮面家族…とでも言うのでしょうか、子供を持て余しているような家族でした。
しかし事件の真相が明らかになっていくにつれて、改心していきます。
この二家族は決して強くはないのです。
強くならざるを得なかった。
私が思うのは、なぜ被害者家族には人権すらないような法律なのか…ということ。
そして何より、この事件はいま、どこにでも誰にでも起こり得る、ということ。
「こころ」が繋がっていないと、家族は家族でいられないのかもしれません。
最後になりますが、このような事件が起きないためにも、この作品を一人でも多くの方に読んでいただきたいと願っています。 -
幸せとは何か2011年6月1日何度も何度も読み返しました。
この漫画に登場する子ども達は、暴力、育児放棄など様々な苦難を抱え、精神的にも肉体的にも限界状態で施設にやってきます。
その子ども達の抱える様々な悩み、苦しみ、そんな言葉では言い表せないほどの苦痛を、園長をはじめスタッフの方達が受け止め、ともにもがき苦しみながら乗り越えていく、そういった作品です。
背景や取材もしっかりしていると思います。
それだけならどこにでもある、普遍的な漫画かもしれません。
しかしこの漫画は、より深く、より強いメッセージ性を持っています。
なぜなら作者がしっかりと取材をして、ともに苦しみながら描いたからだと私は思います。
この作品を、少しでも多くの方に読んでほしい。
そして救われない子どもが、ひとりでも多く幸せになれればいい。
そう願います。 -
-