このレビューはネタバレを含みます▼
13歳の少年が、どんな場面でも、愛するおじさんの教えや信念に従い、まっすぐ突き進む王道少年漫画です。
最初は敵のように思えたキャラクター達も、そんな少年に引き込まれていき、仲間として活躍します。
【良いところ】
綿密に計画を立てる場面が多々あり。
脱出などのリアリティさ◎
漢らしさ、友情、愛などがいたるところにあり
ハラハラ、ドキドキ、泣けるような場面に
心揺さぶられました。
主人公とギャングボスの友情が熱い!
年齢差、体格差、考え方が違っても
お互い対等な立場で思いやってるところが
素敵です。それぞれやり方、
形は違うけど凹凸で補ってる感じがあります。
【気になる点】
途中からキャラクターの表情が豊かになった。
ただ、豊かになりすぎて「おぉ、、」と
引いてしまうかも(メインキャラではなく、
敵キャラにそういった傾向が多いため、
イメージが崩れることはあまりないとは思います)
今の東京に隕石が落ち、スラム街になるという
「もし今がこうなったら」という 軽めの異世界観です。
特殊能力があるなど、振り切った世界観ではないため「隕石が落ちてもこうはならないよ」など、初期段階で気にならなければ最後まで読み進められると思います。
とても素敵な漫画ですが、なかなかクセがあるとは思います。
初期段階をクリア→途中からどんどん面白くなる(キャラクターの癖スゴ場面をプラスに捉える)→で最後までいけば、余韻が残る素敵漫画だと思います。