このレビューはネタバレを含みます▼
婚活をしているアラフォー以上の男性があまりにも妊娠や出産に無知な事が多い割に子供が欲しいと簡単に言っているのを見て、読み始めました。
男性不妊の確率は訳半分、無精子症は1%、30代でもぼっ起不全は珍しくありません。男性も35歳から忍容性が低下始めることがなぜもっと周知されないのでしょうか。女性だけ若くても駄目。
妻は子供を産む力があるのに夫が歳上すぎる場合、この主人公のように男性不妊に悩む可能性が高くなります。その時の心情を想像して婚活したら違ってくるかも。
せい液検査を健康診断の項目にしてもいいくらいカジュアルなものになれば良いのに。もっと子孫を残すための健康を若いうちから考える機会があれば、喫煙者も減るし、婚姻数が増え、少母化対策になり、この漫画ももっと読まれていくかも。
選択制シングルマザー。女性は精子バンクがあるので夫がいなくても自分の子供を持つことが比較的容易です。でも男性は自分で産めないのでほぼ妻に産んでもらう選択になります。子孫を残すのいう観点では圧倒的に不利です。女性は望まない妊娠等のリスクも大きいけど、人を産むことが出来る特性は尊いもので男性の一生分の仕事に匹敵するとさえ思えます。
子供が全てではありませんが、授かりものなので望んでも手に入らないもの故に尊いのかも。そんなことまで考えさせられる作品です。
10、20代のうちに読んで欲しいです。