このレビューはネタバレを含みます▼
クトゥルフとの繋がりを思わせるホラー短編が詰まった短編集です。
非常に短いものから中編と言える長さのものまで収録されていますが、何れもはっきりとした解決が明示されない不気味な余韻を残すものばかりです。
中でも印象深いのは表題にもなっている短編「深淵を歩くもの」ですね。
これはウルトラマンティガのアナザーストーリーとなっており、同作の元凶であるガタノゾーアが蠢動する様子が不気味に描かれています。
ガタノゾーアの強大さ、悍ましさが生々しく表現されており、ティガファンの方はこれを読むとより本編が楽しめると思います。
最近ティガのリメイク作なども放映されていましたし、これを機に是非読んで頂きたい短編集です。