このレビューはネタバレを含みます▼
未来の世界での突然のサバイバル。こんな環境で生きていけるわけがないとゆう絶望がひたすら続くのかと思ったら、そうでもない。みんな、それぞれに特技があったりして、強く生きていく。運がいいから乗り越えられた場面もたくさんあったけど。 施設育ちの夏Aチームの人たちの話は悲しかった。どうしてあそこまで、、脱落者は殺さなくても良かったのに、どうしてぐちゃぐちゃに撹拌して肥料にするってゆうことをしたのか、、花のお父さんやタカシさんも知っててそれを平気でやり遂げているわけだから、心が冷たいとゆうかもう、、あの破滅的な行動はどうしても理解できない。
育ててきた生徒たちが次々と死んでいくのを見ながら、助けないでいられるなんて。
先生たちは夏Aのチームの人たちの心の教育に、失敗した。
だから安吾や涼のような行動をとる人間を作り出してしまったんだと思う。
あと冬のチームのあらまきさんがかわいそすぎる。美鶴さんと吹雪が死んでしまって、たった一人になってしまって。以前助けた犬が 吹雪の姿になってあらまきさんの傍にいてくれたからなんとか生きてこれたってゆうあのシーンがもう、、泣けた。しかもそのあとその犬たちも大勢死んでしまうし。犬の子供たちは守れたからまだ良かったけれど、、。
15年も犬たちに助けられて過ごしてきた家族だったのに、あんなお別れの仕方はとても悲しかった。あらまきさんほんと、可愛そう、、。ラスト、あらまきさんは花に好きだと言うのかと思ってたらあゆさんといい方向に行くのか、、?
その後、方舟の子供たちを、解凍できる日が来るのか、、?角又は、自分の子供に会える日が来るのか??そして百舌さんは結局どうなったのか!? 生きてるかくらいは知りたかった。そこまで続きが見たかった!でもとにかくこの本は傑作でした。一生のうちに、この漫画に出会えて本当に良かった。生きるってこうゆうことだったな、と考えさせられました。田村さんこんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございます。あなたの才能に感服しました。