BL漫画の悪役令息に転生したら子持ち聖騎士への妄想が止まりません
灰音
このレビューはネタバレを含みます▼
設定もキャラもすごくトキメいて一気に読んでしまい。まだまだその先が見たすぎるまま終わってしまいました。まだまだ2人の間に距離も秘密もありますし、原作である6年後にどうなるかとか色々気になるし……
良き作品です。
~モヤモヤポイント~
主人公はBL漫画の編集者でBLの知識はあったと思いますけど自分で腐男子じゃないって言ってますしノンケでした。それでもアレクシスが美しすぎて好きになっちゃうのは分かります。でも、アレクシスに過激過ぎる妄想を終盤まで変わらず抱き続けるのは元のレイナードの嗜好に大分引っ張られてるなーと感じます。実際、2人がくっつく寸前まで『レイナード』の誘惑と葛藤してたわけで結局振り切れずに手を出しちゃってますし。「最初は『レイナードの』一目惚れでした、でも…」と自身の意思で好きであることを認めた時には『レイナード』に嗜好や感情の沸点の低さ等を引っ張られず完全に元の『お人好しすぎる高階』として振る舞えるようになってて欲しかった。じゃないと『高階』なのか『レイナード』なのか分からなくて素直に喜びきれない。『高階』の優しい部分にアレクシスは惚れたんだし。『レイナード』は要素が残っててもいいと思える部分がないくらい純粋な悪役だし。
『高階』の人格優位の証拠に髪とか身綺麗にしたレイナードとか萌えるなぁ
あと、アレクシスが聖女と結婚してたくらいですから同性同士でも許される世界なのか、レイナードは一応伯爵の後継者なわけですから子供問題とかはどうなるのか、こういった細かい所も設定があると話に深みがでて「あくまで個人的に!」好きですね。