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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


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もう本当に待ちきれない!2015年6月24日スクールカーストを題材にした殺伐とした話です。緒川さんの描く強気で美人で高飛車な受けが好きなので、今回もドストライク!しかも攻めはこれまた大好きなヤンデレ系?なので文句無しです。ただ、2カプあって、同時進行で描かれてるのではなくどちらかにスポットを当てて描いているので、後半サブカプの話に入るとメインカプは全く進展しません(というかほぼ登場せず)。私はメインカプが好きなので、早くその先の展開を読みたくてジリジリしてしまいます。今は攻めが面白がって受けに関係を強要していますが、これが愛に変わり執着に変わりまた立場が逆転していくような展開を期待します!
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不倫は大反対だけど2015年4月9日不倫という言葉だけで拒絶反応がおきますが、そんな自分でものめり込むように読みました。
勿論ストーリーも面白いんですが、恋する女性、働く女性の心理描写がもう素晴らしい。所々で共感すると同時に上手く描くなぁと唸ってしまうほどでした。「女」を描かせたらこの作者さんの右に出るものはいないんじゃないでしょうか。そのくらい女を知り尽くしてると思います。いいね
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ラブコメ寄り2011年9月2日元ヤン雪斗と乙女ゲー好きなことり、正反対な2人のラブストーリー。といっても雪斗の元ヤン設定は特別生きてませんし、正反対でもなく不器用で臆病な所がそっくりな2人。
ことりも魅力的ですが、特に雪斗が見た目クールでSS級なのにガキでヘタレですぐ悶々としたり必死だったりと、いわゆる「漫画のヒーロー」ではなく等身大の男の子そのもので親近感・好感が持てます。
お互いに相手のしぐさ、目線、言葉の1つで振り回され、また考えのベクトルが違う方向に向くので頻繁にすれ違います。が、それがもどかしいというよりはなんだか笑えてしまうので、すれ違いを楽しむ漫画だと思って見ています。
ことりの初キス相手や雪斗の女友達、雪斗と確執のある兄、ことりに想いを寄せる他校生、雪斗がことりと付き合った当初の理由等「山場くるか!?」と思わせる要素は沢山あるのですが、掘り下げずサラッと扱っているので全くドロドロしてません。一方でなく両者の感情が描かれているので「なんで!?」とハラハラする事もないですし、想い合ってるのが明白に伝わるので気軽に読めます。切ないより可愛らしいラブコメ寄りな恋愛漫画だと思います。 -
どこかにある世界2009年8月13日主人公は確かに恋をしているけど、そこには恋情以上の日々築き上げた絆があったから、喪失が何よりも怖かった。だからこそ踏み出せない、踏み込めない、欲しいけど欲しくない、そんな愛の形があります。
とても切ない三角関係です。幼なじみに恋をする主人公、主人公に恋してしまったゲイ青年、主人公を何よりも大切に思う幼なじみ。物語はそれぞれの視点から複雑に展開して、読み終わった後には何かドキュメンタリー映画を見たような、そんな深い感慨を与えてくれます。
表題作以外も素敵でした。BL未満の友情や、まるで挿し絵つきの小説のようなゲイの一生、アングラな世界で生きる男の恋と呼ぶには未熟な関係、どれもが「あ、どっかで実際にありそう」と思わせてくれます。 -
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過去と執着2008年2月29日無愛想な主人公に何故か突然告白してきた先輩・松本。どんなに邪険に扱ってもニコニコとしていたのに、ある日無理矢理犯されてしまいます。
ここからの急展開がとにかく切なくて苦しい。松本に惹かれ始めていたのに、身体を重ねた事で心より身体が傾いて気持ちがわからなくなる。その時現れた美形不良王子・袴田にも言い寄られ、そして松本の執着の理由を知る。
流されてばかりいた主人公が、悩みに悩んで、考える事を放棄して、だけどやっぱり悩んで、そして初めて胸の内をさらけ出すシーンが印象的でした。ヘラヘラしていた松本の本当の心の葛藤もよく伝わってきます。
全体的に淡々とした雰囲気で、シンプルです。しかし絵はとても綺麗で今時な感じなので、切ない中にも萌えをいただきました。本当にオススメです! -
心理描写が深い2008年2月29日全編に渡って心理描写がとても細かく深いです。露骨な性描写もありますが、BLに興味の無い方も楽しめると思います。
特に好きなのは「悩めども~」と「カナとがまん」。
「悩めども~」は中年同士の話で、15年前付き合っていた2人がお互い結婚し、離婚し、成り行きで一緒に暮らすようになります。コップに目一杯注いだ水が溢れるか溢れないかの所で揺れている、そんな際どい距離感の2人。若さ故の過ちとしては許されない、だから踏み出せない、中年ならではの苦しみが伝わってきて切ないです。
「カナとがまん」は短いですが、この本の中で一番心掴まれた作品です。泣きました。彼氏がいるのに女と浮気を繰り返す主人公。それが原因で離婚したのにまた繰り返す理由や、傷つきながらも主人公の心の闇を理解していた恋人の言葉に胸が痛みます。そして猫の「がまん」の存在がこのお話の重要な役割を担っています。まるで短編映画を見ているようでした。
他のお話もどれも素敵なのでセット購入がオススメです。ちなみに「やらしい~」「悩めども~」「カナと~」が受け主人公、それ以外が攻め主人公です。 -
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