マテリアさん

題材として死後の世界が描かれる作品はいくつかありますが、その中でも死役所は独自の視点でユーモラスに描いています。

立場や環境に囚われない男 鬼塚英吉22歳。
彼の行動や言動はとても人間くさく、
そしてどこか心の中にグッとくる何かを見せてくれる。
自分に必要なモノは何か。それを気付かせてくれる男。
決して綺麗事だけじゃない。
前を向いて生きていこう。そう思わせてくれる。
枠に囚われない生き方で、
アウトローな生き方で、
不器用だけどそれがいい。
こんな先生きっといないけど、
私の心の中にはいる。
それが鬼塚英吉22歳。

きっとこの先、生きていく中で忘れてしまうモノもある。
でも大事なモノ。無くしたくないモノを心に刻みつけてこれからも生きていきたい。

そんな気持ちにさせてくれる作品です。
長々と書かせて頂きましたが、是非とも機会のある方は見て頂きたいです。

こんなにも心を揺さぶられた作品は初めてでございます。
ただの忍者漫画だと侮るなかれ。
ここには人生で学ぶべき事があります。