射手崎 累さん

「お主も悪よのぉ」でお馴染みの越後屋が主人公というなかなかユニークな漫画。
一見人当たりの良さそうな越後屋善兵衛が、目をかっぴらいて悪党に挑む様は爽快の一言。
悪徳商人、権力を傘にしたお武家様、敵役に対して始終和やかに糸目でいかにも無害な装いをしてグウのねも言わせずにやり込める様は背中がゾクゾクするほど。
越後屋さんは商人なので、よくある復讐物の「お命頂戴仕る」のような派手さはありませんが、一話一話読み応えのある物語です。

完璧主義で優柔不断な主人公が、ある日仕事から帰る途中で立ち寄った居酒屋から物語ご始まるグルメ漫画。
迷って迷って考えすぎて頭がグルグルしだしたら、一旦ごはん食べたら落ち着くかもしれない。
ごはんの力は偉大だなぁと感じる一作。
仕事に疲れた主人公が美味しいごはんを食べて癒やされるのをみていると私もお腹がすいてきます
仕事に恋に友人関係に、ちょっとした迷いや悩みも美味しいものを食べて一旦休憩すれば新しい発見があるかも。そんな風に考えられる漫画です。

諭吉ちゃんが超有能すぎてうちにも一匹いてほしい。
拾ったときは小さな猫ちゃんだった諭吉ちゃんがまさかあんなに大きくなるとは!
仕事に行きたくない、嫌なことがあったら悩んじゃう、そんな普通の仕事のできるかわいいOLの主人公(元汚部屋の住人)の食を支え身だしなみに気を遣ってあげて、マッサージにアニマルセラピーまでしてくれる、そんな超有能な諭吉ちゃん、うちにも来てくれませんかねぇ。
主人公の「今日夕飯いらない」発言で舌打ちをしたり、主人公が落ち込んでると慰めてくれたりお世話焼いてあげるやや辛口の諭吉ちゃんですが、猫ちぐらにときめいたり、スーパーの特売で喜んだり、飼い主のために苦手な水掃除をがんばったり、健気で表情豊かでかわいいです。
私も諭吉ちゃんにお世話されたい

本編ではあまり目立ったこともなく、存在感がうすい父ヒロシが主人公のサラリーマン飯マンガ。
本編はしんちゃんと愉快な仲間たちと母みさえが中心で、父ヒロシの存在感はたまに出てくるおじいちゃんや知り合いのゴツいオネェさんよりない。
そんなヒロシ、普段お昼どうしてるんでしょう。
お父さんのお昼って結構忘れがちですよね？
いつも何食べてるんでしょう。
カツ丼、天丼、惣菜パンなど、予算ないで、好きなものをおいしく食べるサラリーマンなお父さんのランチを描いたマンガです。（野菜も食べてお父さん)


ヒロシもみさえと朝からケンカして好物を食べて気持ちを切り替えたら、みさえがヒロシの好物を作ってまってたり。みさえが喜ぶと思ってお土産を買ったら「ダイエット中だから」と断られたり。よかれと思って同僚に声をかけたらうざがれたり。大事な会議があったことを忘れたり。ちょっとタイミングが悪い父ヒロシ。
でも嫌なこともおいしいランチが癒してくれる！


予算1000円で以下においしいランチを食べるか。
ヒロシの戦いは続く。（体のためにも油少なめで野菜ももうちょっと食べてお父さん)

一人暮らしにやって来る、可愛い孤食ロボット。
ご飯作りのレクチャーしてくれたり、話相手になってくれたり。あんなロボット私もほしいです。
登場人物もロボットたちも可愛くて、１話簡潔だから、何回でも読んじゃいました。
出てくるご飯もおいしそうです。