このレビューはネタバレを含みます▼
ひとり孤立していた小鳥遊先輩の心が、七海君という存在によって心の氷が溶けていくような様子が何回読んでも心がぎゅーーーーっとなりました…七海君が恋に気づくシーンもリアルで甘酸っぱくて、思わずかわいいと言葉に出してしまうところもキュンキュンしました…良すぎて何度も頭を抱える程です…素晴らしいです
あの部屋は小鳥遊先輩の殻で、その殻を空けて風を通した七海くん。そして最後には自分で窓を開け殻を破りあたたかい風が入ってくるという…エモい。自分でも何が言いたいのか分かりませんがとにかくストーリー構成から何まで最高としか言いようがありません。
細かい表現もとても綺麗で美しくて…
特に小鳥遊先輩が勉強教えてる際にメガネかけてるのとか、
部屋の扉と心の扉が空いたシーンの感動や、カーテンがぶわっとなった時に放つ言葉とか、なんと行っても手と髪の毛の動きが素晴らしく美しいです！
1枚絵の七海君が先輩の胸元に花をつけてる絵はルーブル美術館に飾るべきだと思うくらい心を撃ち抜かれました
あと最後のほうで、映画？のキスシーンをみてドキドキしてた七海がふと先輩の方をみたときの小鳥遊先輩の顔が！！表情が！！何ともいえないくらいドキドキしました！！！うっっっすら頬が赤いんですよ！思わずどアップにしてしまうくらいに！思えば七海君が大量のお菓子を｢いつも持ってくるんですよ！｣と言って出すシーンで、小鳥遊先輩が何が考えてるコマがありました、2回目でやっと気づきました…大好きです。
どんどん愛を知って、恋に気づいていく物語にグイグイ惹き込まれます。帰って来れないです。
是非、是非！続編を！お願いしたいです！！！
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