nanaoさん

古い、古い少女漫画です。絵柄が苦手な人も多いでしょう。台詞の多さに嫌気がさすでしょう。言い回しも今となっては古いです。ですが、万人に読んで頂きたい漫画です。私が初めて読んだのは１０代でした。４０代になっても何度も読み返します。傷ついた子供達が、精一杯、生きていく話です。心に残る台詞がたくさんあります。三原順氏の漫画は全部、私の宝物です。

週マで連載、BLという言葉がなかった時代の漫画。独特な絵柄と、くどいまでのフレーズで、今となれば苦手な方も多いんじゃないかと思います。しかし、それが良い！ 1ファンとして『絶愛』から通しで読んでもらいたい。そしてアルバムも聞いてもらいたい。何十年たっても、この漫画は面白いです！ ええ、当時、フィストフ〇〇クには驚きましたw

この方の漫画を全て網羅している熱狂的ファンです。この作品は、BL風味と言って良いのか難しいところですが、フェチズム的なエロがあると思います。死体は資源、死んだ人を埋葬すれば死体愛好家(ネクロフィリア)とされる世界は、今の世の中を強烈に風刺しているのでしょうか。主人公二人の関係は３巻で明らかにされますが、その閉じた二人だけの世界も愛と言えるのかもしれません。と、そんな深読みはどーでもよくて、不条理っぽいストーリー運びと、グロっぽい何かと、寒いのかよく分からないギャグを楽しめれば良いんじゃないかと。意味不でつまらないと思うか、スルメの様に後からじわじわと面白さを感じるかは、個人によると思います。私は大好きです。