このレビューはネタバレを含みます▼
自分が殺されたくないと思った時、人がいかに狂って殺す側に寝返るのかがよく分かった。
究極の状態になった時、理性を保てる自信がない。
ここから弱い自分を認めて、この先もし恐怖のただ中に置かれたとしても、少しでも人であれればと願う。
まだ百年少し前の話、この話を口伝で聞いてきた朝鮮(韓国)の方が忘れられない思いを持つ背景も理解できた。
日本への戦犯ビジネスは私に嫌悪感しか抱かせなかったが、事実あった凄惨な痛みと恐怖と哀しみの記録は私の概念を変えてくれた。
憎かっただろうし、許せないであろう。
及ぶはずもないが、何万分の一でも同じ気持ちで彼の方達に祈りたい。