このレビューはネタバレを含みます▼
あとがきによると、作者さんが泣き顔赤面顔大好きだからいじめシーンもしっかり描きたかった削られなくてよかった!とのことでしたが…
私は「辛く悲しい出来事は現実だけで十分、創作物は明るく楽しく平和であってほしい」派なので、初っ端からのエグいいじめシーンはとても嫌でした。
結果としていじめシーンは冒頭だけでしたが、また途中でいじめ野郎どもがちょっかいを出してきて酷い目に遭わされるんじゃないか?と疑心暗鬼になってしまって、先輩とのラブラブなシーンも最後の最後まで安心して楽しめませんでした。
泣き顔赤面のためだけに苛烈ないじめシーンをツカミとして冒頭に盛り込むその感性、私は無理でした。
絵柄は綺麗でキャラの造形や設定も素敵だなと思ったのですが、ストーリー展開はありがち。
コワモテな先輩が実は周りから誤解されているだけ…どエッチだけど処女…という設定も既視感あり。
ネームの切り方、コマ割りの余白の取り方はなんだかギクシャクした感じでこなれていないなと感じました。