このレビューはネタバレを含みます▼
4巻まで頑張って読みましたが…こんなに不愉快な主人公も話の進め方も珍しいです。
タイトル通りの、よくある乙女ゲームに転生しちゃって婚約破棄のバットエンディングを自ら進んで乗っかり、その後を平民として過ごしたいのに、主要メンバーがほっといてくれない~のストーリーなのですが、とにかく主人公が鼻につく。
みんなに愛され必要とされているのに気づかない鈍感系主人公のイライラするストーリーもたくさんありますが、こちらは主要メンバーの好意を自覚しつつも、ゲームの主人公だから当たり前とあしらう姿はなぜか傲慢に感じ、
前世のトラウマ克服のために『運命に勝つんだ!』と四苦八苦してるつもりみたいですが、やたら運命運命と言いナルシストな女にうつってしまうのが、残念。
その運命に勝つためと、来る人来る人を疑い言動を推理?して、前世で酷いめにあった事を免罪符に自分の目的の為に周りの人を言いくるめる姿は地味に性格悪い。
その辺りも伏線のつもりなんでしょうが、いくら事情があっても自分を気にかけてくれる人の気持ちも慮らない主人公は見てて嫌になります。
そのもったいぶったトラウマも天才的な兄につきまとわれて、逃げるつもりがうっかり事故死しました…なんて、そこまで大層な過去か?と、私には理解できませんでした。
もっとよっぽど酷い目にあったのかと思ったのに…私は全然同情もできませんでした。
もうこれ以上はつき合ってられませんので、リタイヤします。