てきもきさん

綿流し、崇殺しと読んでこちらを読みましたが……

うーん……なんかすべて、後付けだったんじゃ？と思わざるを得ないような……なんか、えー、あなたにそんな事情が？そしてそんな行動を？というような、感想でした。すみません。

泣いちゃいました。
こんなおばさんに恋なんて、と自他ともに思う中、家族のために頑張りながらも消せない気持ちと向き合う話だと思いました。
決して不倫を勧めたり美化するような内容ではありません。何故か表紙では夏さん、はだけてますが、これは気持ち面でのことなのかな……、内容を象徴した裸ではないです。
踏み込めない、踏み込まないと決めた気持ちに、でも押し殺すだけじゃなく、向き合い、見ているこちらまで胸がしめつけられる内容です。
それにしても主人公、毎日毎日家族のために本当に頑張ります。同じ主婦として、尊敬します。

私も「母親」として毎日生きています。
子供のために主人のために、家事をして、育児をして、自分の自由は後回し。いったい自分は何なんだろう？社会から取り残される感じ……。母親はそんな中で必死で毎日をこなしていても何かあれば母親の責任。もう、しんどいとかそういう次元じゃなく、自分が消えていくような感覚に陥ることがあります。
出産、育児は自分で選んだ道です。でも、このつらさは覚悟でどうにかなるレベルじゃないです。それがわからない人は、よっぽど子供好きな方なんでしょう
。
と、子育てのつらさは痛いほど分かりますがそれでもやっぱり、子供を愛する気持ち、あなたにしあわせになってほしいという気持ちは、子供本人に伝わるように、しっかり、表現していくべきだと再確認させられる話でした。
人を傷つけるなと、叱るんじゃダメなんですね。人が傷つく顔をみたくないという感受性を持てるように、愛で包まないときっとダメなんですね。
子育てに悩むお母さんに、育児の合間に、ぜひ読んでもらいたいです。

コワイ場面もありますが、どうなってるの？どうなるの？とドキドキハラハラ、すごく引き込まれてしまいました。
一度目は意味がわからない場面がたくさんなので、何度も読み返して、主人公と一緒に考え込みました。続きが楽しみです。
絵もかわいくて、綺麗です。
最初はこのノリについていけるかなーと思いましたが、急展開から一度引き込まれたら最後……絶対最後まで読むぞー( ＞Д＜；)💨