このレビューはネタバレを含みます▼
この表紙を見ただけで、え?この年齢差で恋愛?気持ち悪い。と拒否反応を抱いてしまいそうで、どんな内容なのか開いて読むまでは否定的な感情で1ページをめくりました。
が、、、、読むにつれて、あれ、、、これは、、私が思っていた気持ち悪いとか、そーゆー恋愛じゃないな、、、と。
確かに女の子の、子供らしからぬ儚げな雰囲気、淋しげな瞳は、その年齢からしたらかもし出せるものではない。
ただ読むにつれて、あー、この女の子の空気や性格には、こうなる事情があったのか。
と、ただの薄っぺらい恋愛事だけの話じゃなく、おっさんも最初は自分の感情は、過去の辛い自分の子供時代があったから、面倒くさいけど、女の子がほっとけないだけであって、最初は恋愛とは違う内容なので、気持ち悪いとかは全然無いです!
内容が内容なだけに、もちろん普通から考えたら、何にもなくても、この年齢差で一緒にいるだけでも不審者扱い、途中PTAまで出てきちゃうし、可哀想なおっさん。
ただ、遥ちゃんの傷のことで、お母さんが出てくる辺りでは、涙が止まりませんでした。大好きなお母さんのこと、、あんな風になっちゃってたら言いたくないよね。
本当、その辺にいるうわべだけの大人達より、おっさん達のほうが誰よりも遥ちゃんのことを大切に思っていてくれてる姿に、涙が止まらなかったです。
おっさんは優しいです。丁寧にゆっくり、リアルに大人目線や、子供目線や、周りの感情も本当描写されているので、こちらも世界観に引きこまされます!
胸が暖かくなるお話でした!
今自分は親ですが、あー、、、確かに、、親のこんな姿見たくないとか、大切で大好きなのに、嫌悪感を抱いてしまう瞬間自分にもあったなーと、、私の子供時代も親の喧嘩が耐えない環境だったので、このおっさんの気持ちが、、恋愛うんぬんよりも、皆で遥かちゃんを大切に思って、見守っていく姿に、暖かい気持ちになれる作品でした。
読んで良かったです!私は大好きな作品です!