このレビューはネタバレを含みます▼
短い時間で読める作品です。
これが漫画だったならまだ気にならなかったかもしれませんが、文章が淡々と簡単にまとめられている作品でした。いずれ漫画にするつもりだったのかな?それでも文章が稚拙としか言いようがない…
一巻は相手を間違えてしまい、すれ違いがありながらも結ばれるお話です。しかし、間違いに気づくまでが本当に早く(1時間くらいかな?)、巻き込まれてしまった友人が出会ってすぐ王のことを好きになってしまいます。あらやだイケメン!?ドキドキする!?というレベルではなく本気で恋に落ちます。かといって本当に悪役でこいつ!となるわけでもなく、純粋な小学生の恋?レベルの邪魔しかしません。何言ってるんだ?と思うかもしれませんが、悪役がいない世界を見ている感じです。
主人公と王は運命だから強い結びつきがあり、付き合うのは物語として理解はできます。しかし、巻き込まれる友人は何?これならまだ魔力や運命的に抗えない設定あった方が納得できるし、本気で好きになったのに、二巻ですぐに別の方と恋に落ちたのが理解できない。むりやり過程を省略しまくって一巻でまとめました!みたいな感じの作品です。
作者さんの他の作品は内容的には不満はなかったし、楽しんで見ていたこともあり、すごく残念でした。二巻まで読むとまとまるかな?とも思いましたが、読み終わっても感想は変わらず、買うことをオススメすることはできないです。