初恋狂い 弟だと思ってた幼なじみに激重感情を(※カラダで)浴びせられてます
夏生ツナオ
このレビューはネタバレを含みます▼
序盤はヒロイン+幼馴染兄弟の王道展開かな、と思ってたら全然違いました。弟→→→→→…→ヒロインの、まさしく激重感情のビッグバンから始まります。
柊介(弟)が優愛(ヒロイン)とお兄ちゃんがお酒の勢いで致しちゃってる部屋の前で立ち尽くすシーンの描写が秀逸すぎて、こちらまでトラウマになりそうでした…
でも安心してください。2巻まで読みその先の14話まで単話で追いかけてしまいましたが、ちゃんとハッピーなバカップルになります。笑
最初は耽美というよりかわいらしいタッチの画だなと思っていたのですが、エッチシーンが本当に本当に本っっっっっっっ当にエッチでぶっ飛びました。これはやばいです。出した鼻血で月まで飛べそうです。
柊介→とにかく優愛を気持ちよくさせたい奉仕系ドS、優愛→柊介に翻弄されながらも自分でも貪欲に快楽追いかけるM、っていうところがいいです。ふたりともエッチにポジティブかつ積極的で、楽しむ姿勢があるのである意味安心して見てられます。
エッチなシーンだけじゃなくて心情の描写もすごく好きです。「気づいてあげられなくてごめんね」とか「もうじゅうぶん酷いことをしたんだ」とか、そういう要所要所の台詞が、TLでありがちな展開から外れていてぐっと来ました。とても良いとは言えない始まり方をした柊介と優愛の、関係性の変化とともに揺れ動く気持ちがバチバチに伝わってきて、ほんとに引き込まれちゃいます。
こんなに周回して読んじゃうTL今まで出会ったことないです!これからもめちゃくちゃ楽しみにしてます!!