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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~(分冊版)

    橘ちなつ

    恐怖と頼り切らずに探し続けることの大切さ
    ネタバレ
    2025年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 精神疾患を持っています
    この作品でいかに未知の領域で理解されづらく、自身での追求が大事なんだと痛感しました
    またホルモンという化物を飼っていることの恐怖、ちょっと崩れてるくらいでと放置してはいけないのだと教えられました。

    医療者のみなさん
    とても、とても難しことだと知っていますが
    錯乱時と平常時の言葉を同様に扱わないで

    お疲れで、自身への負担も相当でしょう、だけども
    命からがら生きるために手を伸ばして私達に、
    理解できないのなら、分からないのなら本人に言葉にすることを控えてほしい。
    一般的に「言っていいこと」と「悪いこと」があるように私達への言葉は時ととして「死」へ直結します。
    専門病棟で働いている限りそれは業務上「してはいけないこと」だと思います
    疲れて嫌になること、言いたいこと沢山あると思います。
    でもそれはなんとか生きようとして助けを求めてきている人には決して言ってはならないことだと思います。
    胸に秘めろとはいいません、ただ勤務中、職場では口にしないでください。
    「そんなつもりじゃなかった」ではすまされなくなります。
    その後悔やんででも、どんな言い訳をしても戻ることはありません。

    まだ認知が低く、誤解されやすいこの世の中、病院に行くことがどんなに勇気がいることが。
    そこでの絶望が何を意味するのか。
    知識があり専門家として働いている限り理解できなくてもふまえていてほしいです。
    誤解と理不尽な言葉でグチャグチャになり、自分が悪いとしか思えなくなっている中、そうは見えなくても、聞こえてないだろう、どうせ覚えてないだろう、そんなときに出た言葉を私達は忘れられません。
    先入観をもたないで
    思うことがあっても本人や勤務中、職場で漏らすことは決してないように再度お願いしたいです。
    これから生きるうえでいかに生きづらく、理解されず、誤解されてしまうのだと再確認しました。
    支える人へのお願いとともに、自分で自分を研究することを諦めてはいけないと学ばされました。

    この作品を世に出していただいた作者様には感謝しかありません。