このレビューはネタバレを含みます▼
作者様買いです。いないいないばあから4年ぶりのこの単行本を楽しみにしていました!
この方の描くカプの2人はそれぞれの人間関係と生きている世界がちゃんと見えるところが本当に素敵です。女の人が出てくるBLが大好きなので攻めに元カノが居たり登場人物の男女比が半分ずつくらいなのが本当に嬉しい!ちゃんと全員分の感情を垣間見る瞬間があるのが更に嬉しいポイントです◎
攻めの克彦は強面だけど誠実で真っ当で真っ直ぐな言葉を話してくれます。ちゃんと叱ってくれるし、ちゃんと褒めてくれて、偏見もないのにほんの少し情けないところに人間を感じて萌えてしまいますよ。昔ヤンチャだった所も◎
受けの鷹人はとにかく不器用です。全部の行動が善意から来ているのに方法が少し乱暴で言葉が足りなくて。それを克彦に気付いて認めて貰ってからの態度がそれはもう可愛いので見て頂きたい......!!!
告白から付き合うまでも本当にちゃんと対等真っ向誠実が徹底していて見ていて気持ちが良いです。なんでこの人のことが好きなのか、なんでこの人と一緒に居ようと思ったのか、が丁寧に描かれているBLを愛しています。出会えて嬉しーーです。
1冊で馴れ初めまでと付き合ってからのどちらもを見れてしまうところもお得感というか付き合う前後での2人の変化をまとめて楽しめてしまいます。
当人同士だけじゃない対話もすごく多くてずっとキャラクターに向き合わせてくれます。2人の過去に向き合った後に、最終話で克彦の元カノである真美が登場する展開にドキドキして、そのうえで「俺ばっかり」→「そーでもねェ」に有り得ない萌え方をしたので是非沢山の人の目に触れて欲しいですよ。
大好き!大好きだよー!を伝えさせてください。
ちょっとでも沢山の人に届けー!!!