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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 明日屋商い繁盛

    ARUKU

    短編としても、長編としても。
    2018年4月15日
    ものすごくストーリーがしっかりしてます!
    一篇一篇が、お店を訪れるお客たちの物語として、それぞれ美しく完結しているのと平行して、主人公の過去や、今いる世界の謎、居候のキッカってそもそも何モノなの?お友達と顔似すぎですけど!みたいな基本的な疑問部分も無理なく展開していって、しかもラストでその謎がすべてスッキリ腑におちる! あれはどうなったの?などの消化不良感ゼロの収束ですごく嬉しかったです。
    そしてやっぱり、そこに至るまでの一つ一つの恋物語がとても美しい。古道具屋に訪れる客ということで、多くが「過去」がテーマになっているため、切ないお話も多いのだけれど、それぞれに救いが用意されていて、切ないけれども悲しくない。それに、どの恋にもそれぞれの美しさがあって、これだけの数あるのにワンパターンにならないところもすごいと思います。大好きです。
  • 君の夢を見ている

    コウキ。/ARUKU

    泣きました!
    ネタバレ
    2018年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 泣きました! しかも何回も(笑)!
    読了後、一人の人間が「同じ人」だって言えるのはどういうことなんだろう……とか、妙に哲学的なことも考えてしまいました。一卵性の双生児だっているのだから、DNAが同じなら同じ人、っていうわけでもないだろうなぁと。だとしたら、過去のある時点から、違う時間を過ごしてきた「このひと」と「あのひと」は、まったく同じ人とは言えないはずで、だけどやっぱり全然別人でもないはずで……。
    後半、「このひと」には違う人生があるんだからと、ひどいこと言われたり婚約者がいたりすることにも納得しようとする主人公がかわいそうで、だけどその決断が愛しくもあって、切なくて仕方ありませんでした。
    その分、ハッピーエンドがすごく嬉しかったし、それと同時に、どこか別の世界ででもいいから、「あっちのひと」と幸せに暮らせている彼もいたらいいな、とおもいます。
  • 愛されたがりの尽くし方【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    楢島さち

    おあずけがカワイイ。
    ネタバレ
    2018年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく相手に尽くしたがる陽太くんが、いい奴なんだけど恋愛的にはものすごくめんどくさくて可愛いです。好きになってくれた相手には気持ちよくなってもらいたい、とか言われて、そんなんで抱けるか!とやせ我慢しちゃう巽さんの侠気もイイ。ビジュアルも性格も、一見受のほうがケナゲそうなんだけど、実は攻の方が真の尽くし体質だなぁと。そのおかげもあって、人としても成長して行く陽太くんが見守れて良かったです。
    けれども、全部読み終わってから冒頭部分を読むと、元彼の修一くん(ストーリーではいいとこなしだけど(笑))の別れ話での言い分が、けっこう的を射ている感じがして、尽くされてるだけで愛されてない、という状態がしんどいから別れよう、というのは、この子もきっと陽太のことちゃんと好きだったのだろうな……とか思ってやや切なくなりました。
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  • 魔法が解ける迄

    つくも号

    繊細さが。
    2018年4月8日
    コミカルなものからセンシティブなものまで多彩な短編集でした。
    同年代の少年同士の恋愛が描かれている作品が多く、エロティックでもありつつ、恋愛感情の複雑で切ない部分も丁寧に描かれていて、本当に可愛いです。つくも号さんの描く中学生くらいの男の子の絵がすごく好きなので、いろんなタイプの少年を見られてとてもお得感がありました。
    恋をしていても周囲の状況を自分ではどうしようもなかったり、すごく好きな相手なのに、何故かはりあおうとしてしまったり、子供ならではのままならない恋の展開が可愛らしいし、リアルな感じがします。
    ハッピーエンドの恋もあれば、少し切ないエンディングのものもありますが、どれも読後感がすっきりしていて、登場人物たちがこのあと幸せになってくれたらいいなぁと思えます。
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  • 無恋愛紳士

    ARUKU

    きらっきら上司。
    ネタバレ
    2018年4月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こんな麗しい上司だったら、仕事なんてしてられませんよ!と思うけど、日夏くんは猛烈アタックを展開しながらも、お仕事もばりばりとこなしているようで、その点がえらいと思う。まぁ蘇芳さんの場合、仕事をおろそかにしたらその時点で嫌われてしまいそうな気もするので、そのあたり込みで恋愛のうちなのかもしれない。
    無性愛者の蘇芳さんは、男にも女にもときめかないのだけれど、ただ冷たいわけじゃなくて、自分が恋愛体質でないことによって傷つけちゃった相手(過去の日夏含む。)に、申し訳ないなぁ、とも感じているので、超絶美形に生まれちゃったことがやや不憫に思えてくるほど。その姿を見るにつけ、誰かなんとかしてあげて!ていうか日夏くんがんばってあげて!と心底思いました。きれいなお顔の蘇芳さんが、時折奇妙な言葉遣い(武士?)になるのも可愛らしくてすきです。
  • ずっと一緒にいられたらいいのに…

    つくも号

    かわいくて、かわいそう。
    ネタバレ
    2018年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一話目は無料で読みました。その時点では、純朴そうな島の男の子を都会の男がたらしこんでる?的な印象を受けましたが、主人公のショタ具合が可愛すぎて続きを購入したら、意外にも、じんわり泣ける純愛モノでした。や、エロも満載なんですけど(笑)。
    つきあい出す前の、男の子ならではの無自覚すぎる誘惑に、大人の男がじわじわ動揺する展開にキュンと来ました。
    現実的なラストは、万人受けするものではないかもしれないけれど、「この先にまだ何かあるかも」というすがすがしい終わり方で好きです。送られてきた写真集の中の主人公を写した一枚が(何も語られていないのにもかかわらず)「やっぱり愛されてたんだな」と思える感じに配置されていて、言葉だけでは表現できない、漫画の「強さ」のようなものを感じました。
  • アヒルくんはソレを知らない

    コウキ。

    やせたらかわいい。
    ネタバレ
    2018年4月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冴えないアイツが痩せたら美形だった、というのは比較的見かけるストーリーかもしれないのですが、このお話では、そもそも痩せたら美形だぞ、ということが(予言的に)わかっている、というのが面白かったです。本人は信じてないけど、読者としてははもう表紙を見ちゃってるので(笑)、「そうだよ!がんばりなよ!」という気持ちになりました。なにより、アヒルくんが一生懸命ダイエットをする動機が、太ってるってバカにした人たちへの復讐心とか劣等感からじゃなくて、ただひたすら、「お前は絶対にやせたらかわいい」と言ってくれたあの人にほめてもらいたい!という恋心ゆえというところが非常に好印象です。しかもその段階ではまだふくふくしたアヒルくんなので、ああ、恋ってすごいな……と。ラストまで読んで、そういうアヒルくんだからこそ(痩せて美しくなったからだけではなくて)愛されるし、人を癒やせるんだなぁ、としみじみしました。個人的には、最初のふくふくした状態で、しまった恋におちちゃった!とパニックになるアヒルくんもすごくカワイイと思います♡
  • 仁義なき嫁【新装版】

    高月紅葉

    カッコイイ受。
    ネタバレ
    2018年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絶世の美人なんだけど、〈男〉としての生きざまもちゃんとカッコイイ主人公を、自然と応援したい気持ちになっちゃいます! その潔さの行き着く先が、極道の若頭補佐の〈嫁〉になること……というあたりの矛盾というか葛藤も含めてカワイイです。正直、一巻目ではまだ、これって極道設定にした意味があるのか……?と思ってしまっていたのですが、三巻くらいまで読み進めると、ナルホド!と思えます。主要登場人物(の男性)はことごとく主人公の魔性にヤラれますが、本人が自分の色香に徹底的に無自覚なとこもまたカワイイ。個人的には、愛し合ってる旦那さまより、どうしようもない片想いをもてあます舎弟たちはじめ周囲のおじゃま虫たちが愛しくてなりません。五巻まで読み終わったら、すっかり岡崎派になってしまいました(笑)。
  • そらのだいじな旦那さま

    野原滋/サマミヤアカザ

    そらがカワイイ!
    ネタバレ
    2018年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 超絶不憫な出自なのに、清らかな心を保ったままの主人公が可愛くて仕方ない。これはもう、相当スペックの高い王子様が現れて幸せにしてくれるべきだ!と冒頭から力が入ってしまいました。それにふさわしいすがすがしさの若殿(和風王子ですね)がきちんと現れてくれたときの「よしきた!」感がすごく気持ちいい。ものすごく惹かれあっているのに、主人公が清純すぎて何をされているのかわからず(笑)、結果ものすごいお預けを喰らってしまう若殿も主人公に負けず劣らずケナゲです。若殿様の弟くん(やんちゃカワイイ。)や従者(元山賊、という素敵設定!)のキャラ立ても素敵で、ていうかなんかこの二人も微妙にイチャイチャしてんな……と思うのは私だけなんだろうか。