このレビューはネタバレを含みます▼
好きだからこそ本当のことが言えなかった、それがかえって優貴を傷つけた。瀬野くんの優しさと誠実さのズレがもたらした人間関係の難しさ。これって職場でも家庭でも、誰かとの関係性の中では多くの人が経験してることだと思う。そんな自分を後悔し、正直に打ち明けたけどもう優貴には伊織くんがいて…タイミングがちがったら瀬野と付き合う世界線だっただろうに…振られても優貴をかげながら守る瀬野の優しさよ…彼女ではないし、何も報われないのにただ優貴を守りたい。瀬野の自己犠牲のような美しさを感じた。報われない思いも、誰かのために動く姿は美しい😍この漫画を読んで、自分の感情が動いた時は後回しにせず言葉にして相手に伝えることを学んだ。気持ちの鮮度は時間が経つほど下がってしまうから、感じたその瞬間に届ける!
合コン誘われても、断って他で気を紛らわせるようなことはしない瀬野の一途さに心打たれた。思いが届かなくても相手を思い続けられる優しさって、強い。この文を書きながらハリーポッターのスネイプを思い出した。瀬野とスネイプは重なる部分があるのかも。自分の恋が叶うかどうかより、相手が傷つかないことを大切にできる人は本当にかっこいい。瀬野にも幸あれ。