このレビューはネタバレを含みます▼
10巻まで読みました。
こういうセクシーサスペンス物は主人公を取り巻く問題が解決する前後まで「寸止め」で推移するかと思っていましたが、そちらの面では予想外に「ガッツリ」描写でした。
ただ、主人公とヒロインをこういう立場にしてしまうと今後ストーリーをどうもって行くつもりなのか気になります。
楓は最終的には当初の目的を達成するのでしょうが、楓と童二の関係は10巻の段階ではハッピーエンドに至る道筋が見えないですね。まぁお姉さんが相当酷い目にあっているようなので、妹だけラブラブハッピーエンドにはせず恋愛面は悲恋で終わらせる、という結末もありえるかもしれません(私は望んでいませんが)。
後は第二部から登場した新キャラがどう活躍するのか気になります。宵野コタロー氏の「終末のハーレム」は第二部から登場するキャラの存在感が薄いと感じましたが、それは第二部のキャラがサスペンスの部分にあまり関与しなかったからだと思います。
ギルティサークルの新キャラは、セクシー面だけでなく、出来ればお姉さん失踪の解決に貢献してくれると展開に厚みが出て面白いと思うのですが…
今後に期待しています!