ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
セキモリ/クレイン
ディープなシーンもあるディープな物語です
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
去年か一昨年でしたが、ディープなシーンの広告がスマホに表示されたためおいおい💦と、その時はにべもなくスルー。最近、何かの拍子で扉絵を見かけて可愛らしい画風と「8話まで無料キャンペーン」(現在は3話まで)に魅かれ読み始めたら、あらあ…以前見た広告とは別物のような奥深い偏愛…いや、純愛ストーリー。体温のあるララを失ったアリステアの20年間の心情の描写が濃く、深く、切なく描かれているのに驚き、こんなに奥深い物語だったのか!と認識を新たにしました。
ララが石像から生身に戻った時、アリステアの使用人さんたち全員が彼の心情を汲み取って喜び涙しているシーンにこちらが感涙してしまい涙腺崩壊…。その後も読み返すたびに色々なシーンでボロボロ泣きながら読んでいます。27話まで進み、物語もいよいよクライマックスなのですね。ハッピーエンドは約束されているけれどタイトル回収されて完結してしまうのが本当に寂しいです。これからも何回でも読み返して心行くまで泣くことにします。