このレビューはネタバレを含みます▼
転居で単行本を処分してしまったので、此方で買い直しました。
土日に日本で銀行ATMが使えない時代だったりというネタも混じっているのも懐かしく感じました。
極端な個性の機長を中心として展開するドタバタ劇が楽しいシリーズです。
ストーリーでは個人的には主人公のロクとグレースのその後が気になりますね。
そして、もう一つ気になるのは1巻で完結と表示されていますが、過去に所有していた物理的な単行本に入っていたエピソードが見当たらない事です。親会社社長(=機長の元嫁)が評判の悪い社員を一層する事を画策して、不良機長を含む主人公らのチームと、評判の悪いCAのチームを組ませたクルーで旅客機に乗務させられるエピソードです。CAらはギャレーで高級酒をくすねているところを機長に見とがめられるのですが、機長は「コソコソ盗むのではなくて箱一個分やってしまえば『積み忘れ』でとぼけられるだろうが!」と明後日の方向の叱責でCAらとの心理的障壁を壊します。その上で、機長が講じた奇策のおかげで最終的にはフライトクルーは「ばあさん1人除いて最高の評価」を乗客から得て社長の目論見を壊すわけですが、、、このエピソードが入っていなかったのが非常に残念かつ訝しく感じられました。
追加で収録される事を願っています。