このレビューはネタバレを含みます▼
物語が進むにつれ、八雲さんが角谷さんをどれだけ大事にしていたか、というのがじわじわ伝わってきてすごくキュンとしました。角谷さんも、八雲さんに頼られたり、甘えられたいために、さらに前よりも自分に負荷をかけて「頑張る」という、【自分を大切にしてほしい】八雲さんの気持ちと、【自分に甘えて、頼られる存在になりたい】角谷さんの気持ちのすれ違いが、少し切なくもどかしい状況でした。が、八雲さんが角谷さんを思う気持ちは大きく、角谷さんには笑っていてほしい…と願う純粋な気持ちから、たとえ「ストーカー」という形になってまでアプローチし続ける八雲さんが愛おしいと思いました。
角谷さんは、頼ってほしいという思いから、甘えてほしい、さらには好きでいて欲しいという、気持ちに気づいていき積極的なっていくのも、とても良かったです😃
私は、はじめから好き同士のラブラブストーリー(甘ッ甘の話もスキ)よりどちらかというと、今回の様な、何らかの闇もしくは、問題があって、もどかしい気持ちさせられる話が好みで、とても良かったです。絵柄もデフォルメされている可愛らしい絵と、きれいでどこか儚さもあるような淡い線が、とても刺さりました。
本当に良い作品をありがとうございました。