このレビューはネタバレを含みます▼
主人公〔アリア〕と悪役令嬢ポジション〔ミエール〕共に性格が悪くスカッと系というより互いに蹴落とし合いをするドロドロの物語りです。
最初は復讐系の王道で面白いです。ミエールの嫌がらせに上手の対応し砂時計〔能力〕や前世の知識などを生かし仕返しているアリア嬢に関心しておりました。
ただ、前世のミエールと比べ、今世のミエールはアリアに先手を打たれることが多く悪女感が薄れています。またミエールの立場からして、アリアはいきなり父親が連れてきた平民の娘、マナーもなっておらず〔最初の方〕ミエールを敵対視しており、しまいには自身が婚約予定の相手に色目を使われる始末。前世のような絶対的悪役令嬢では無いため後半に行くにつれ大きな反撃ができずアリアと皇太子による一方的な攻撃ばかり受け少し不憫に感じてしまいました。
また、後半の主人公は周りにいい顔する中途半端な悪役令嬢、よく学校いる先生の前では良い子ぶる子の様な印象で性格の悪さが際立ち〔復讐〕というテーマでは今世のミエールでは立場が弱すぎます。性格悪いのであれば主人公より性格がクッソ悪い悪役ポジションを出して欲しいです。
絵はとても綺麗ですが途中でリタイアしました。