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レビュー

今月(7月1日~7月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ロングピリオド【単行本版】

    古矢渚

    それでも何度も読み直してしまう
    ネタバレ
    2025年7月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BLにハマってここ2ヶ月。この作品は何度も読み直したくなるくらい、胸にじわ〜ときます。佑征の一途さや、樹を諦めようとする心情には共感でき、切ない気持ちになりました。個人的には樹がスパダリな上、内面までクール過ぎて、チッ!って思いました。完璧すぎて他の人に理解されない中、佑征だけが味方でいてくれたのは救いだったんだろうな〜とは感じますが、樹があまりにもいつもカッコイイので、もう少し感情乱れた樹は見たかったです。樹の性格を見ると、人に弱さを見せたり、感情を表に出すのが苦手な感じがしたので、その弱さが見えたらもっと可愛げあるのに〜と思いました。とはいえ!何度も読み直してるうちに、ゆうせいに彼女がいるんじゃないかとクラスメイトが話してるのを聞いて、ゆうせいに探りを入れたり、同級生の女の子と楽しそうに話してるゆうせいを見て、自分には見せてくれない笑顔に複雑な気持ちになったりしてる樹くんは、表面上は分かりにくいけど、可愛かったです。最初に読んだ時は、樹がゆうせいの事好きなのか後半まで分からなかったけど、読み返すうちに、離れていくゆうせいを手放したくない樹、ゆうせいの隠してる恋心を暴きたい樹、ゆうせいの書く小説を読みたい樹、ゆうせいに好きなお菓子を食べさせたい樹の姿がなんか、じわ〜とくるものがありました。恋みたいな軽い気持ちじゃない感じ?好きなシーンは樹が「佑征!呼んだだけ」です!あのシーンに樹の気持ちの全てが表れてると私は感じました。気持ちを隠したまま自分から離れていこうとする佑征を、引き止めたいけど引き止められないみたいな切ないシーンだと感じました。佑征は樹が大好きでたまらないのに、隠すって決め込んでるし。樹が告白すれば済む話じゃない?とは正直思いはしましたけど。樹は佑征に直接「好き」という言葉を伝えてはいないので、その辺がクールでムカつく樹だなぁとは感じました。最後のシーンで佑征に「やっぱやめた」って言うシーンあるけど、樹は好きとかありがとうとか伝えるの苦手なんだろうなぁ〜と私は推察しました。ゆうせい君はもう気持ちを隠さなくて済むから、素直になってきててこっちが恥ずかしかった。エロなしなのもまたいいです!性描写や二人のセリフも多くないのに、色々ときっとこうなんじゃないかなぁ〜と想像する余地もあって、二人の温かい関係が伝わりました。みんなに読んでもらいたい!