このレビューはネタバレを含みます▼
巻を重ねるごとにキャラクターたちが抱えるそれぞれの問題がより深く見えてきて、また成長があって、吸い込まれるように読んでしまいます。
凪が一進一退しながら、実直に問題に向き合っている姿は懸命で、けれども一筋縄ではいかないところがとてもリアルで、応援したくなります。
共感したり、在りし日の自分の失態と重なってグサっとくる部分もあったり笑
特に今回は「敵」だと思っていた母親の人間らしいところや、凪自身との共通点が見えてしまった事でズルズルと…というのが非常にリアルでした。
全てにおいて「善人」もいなければ「悪人」もいない。色んなものが見えてきた凪が最終的にどんな風に
変わり、どんな選択をしていくのか、続きがとても楽しみです!
私もこの作品を10年後に読んだとしたら、見え方が変わるのかもしれません笑