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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 明日こそ絶ッ対、縁をきる!【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    きむらきむ(木村きむ)

    攻めこそが救われていく話
    ネタバレ
    2023年11月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ マモルさん視点なものの、これは三好くんが愛した人に初めて愛される話なのだなと思う。


    マモルさんはそもそものお人好し&M気質も手伝って、追い払っても追い払っても視界に入り込む三好くんが自分のパーソナルスペースにいつの間にか枠を作ってしまっていた、という感じ笑
    贅沢を言えば、エロ無し段階のウザ絡みも回想だけでなく一話分くらい読みたかったかな。それが序盤にあればマモルさんが三好くんを拒みきれず可愛がってしまう部分がスッと理解出来たかも。

    しかしその描写不足を補って余りある終盤の展開。
    母親にすら愛されなかったからこそ、愛した人に愛されてない現実を再び直視するのが怖かったというのが三好くんのキャラクターを一気に浮かび上がらせている。
    あ~そうかそういう事かと腑に落ちる。
    その恐怖をかなぐり捨ててマモルさんに向かって行ったのだから何も言うまい。べしょべしょに汚れて泣いて曝け出す三好くんと、言葉少なながら大きい身体と心で三好くんを丸ごと抱きとめるマモルさんが最高に尊い。

    マモルさんは人を避けて生きてきたし、無愛想で態度も悪い。
    けれど他人を理不尽な目に合わせる事もなく弱音や愚痴や八つ当たりをブチブチ垂れる事もない、仕事の腕は上々、三好くんから稼いだお金をスパッと返せる潔さもあり、かなり男前でタフな人格だと思う。
    それが仕事場の同僚にもちゃんと伝わって評価されているおかげでオチがつくのがとても良かった。


    願わくば三好くんも、同僚や友人に恵まれて色々な愛に富んだ人生になって欲しいものだ。マモルさんがいれば叶いそうに思う。

    受け攻めの見た目で軽く選んだ作品だったが、予想外に多様な面から刺さる作品だった。

    マモルさんのマモルさんがご立派なのもとても良いです笑
  • STK~好きです つきましては 嗅がせてください!~

    七升こあめ

    男前で清々しくって変態的
    ネタバレ
    2022年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同作者さんの作品はコンプレックスラボラトリ以来です。
    ストーカーやヤンデレ系は苦手で避けてますが、コンプレックス〜の人なら陰湿ではなさそうと思い試読。見事にツボにハマりました。

    本城くんの素で善人なところがまず清々しくて読み心地が良い。続く杉田くんのギャップと健気さが可愛くってへにょへにょモードが面白くって、ギャグよしテンポよしスピード感よしで最高です。

    全体的に笑いつつ萌えつつ読める作品ながら人の悪意や病的な執着もリアルに滲み出ていて、そういう側面の描写が甘くないところがコンプレックス〜の方でもとても好ましく思いました。
    今作でも健在、というかこちらの方が強めかな?サキの表情や台詞にゾッとしました。
    おかげでサキがただの舞台装置や適当な当て馬といった感触がありません。説明は駆け足だけど本城くんのバックボーンが見えたことでキャラが立体的に感じられました。

    それから二人の変態性がなかなか高め笑
    青春っぽい雰囲気の中で、絡みシーンが文字通り貪るような描写で熱っぽく、とても好みでした。
    最後のひと押しを受けが男前に煽るのは作者様の性癖でしょうかね笑
    私にもとっても刺さります笑
    オチの男の子同士な感じも最高でした。
  • だいらんど

    がぁさん

    少しでも気になるなら読んで欲しい
    ネタバレ
    2019年10月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 下っ端ヤクザの話だと思ったら突然メルヘンな世界に飛ばされて、可愛い世界だと思ったらほの暗い雰囲気や皮肉も効いていて、話が進むに連れ得体の知れない恐怖感が煽られて、終盤には心抉られるシーンがやってくる。

    メルヘン世界自体は、オズの魔法使いを軸に童話の寄せ集めのような構造だが、全体的なテーマは「あらゆる苦痛の存在しない世界と現実世界を天秤にかける」という重めの題材。そこに主人公・マサオの過去や根底にある自己否定なども描かれ、グサリと刺さるシーンも多い。
    しかし、基本的にはメルヘンで明るい世界と明るい登場人物たち、丸っこくて可愛い絵柄、そして何よりマサオの意思がほぼ一貫して現実に向かっていることが心強く、読み進める苦痛がなかった。重いテーマを読ませるための上手い舞台設定で、ノンストップで読み切ってしまった。

    下っ端ヤクザだったマサオが(おそらく)SPとしてメリーアン姫を救って終わると言うオチも最高に良かった。
    種明かしまでは憎たらしかったジャックもその意図や想いを知ると悲しい存在のように感じたが、結果的にジャックのおかげでマサオもメリーアンも救われたのだから、ジャックも報われたのかな。
    苦痛の存在しない世界を否定せず、全てを知ってなおそこに残る選択をしたルーシーというキャラクターも非常に魅力的で人間的であったと思う。

    20年以上前の作品のようだが、普遍的なテーマなので腐ることの無い名作。
    少しでも気になったら読んで損は無い。
  • ないしょのラブチェンジ

    トワ

    女性キャラが光るBLは面白い
    2018年9月7日
    女性キャラがいい働きをしてくれるBLが好きなのですが、まさにドンピシャな作品でした。

    立ち読み分を読んで男座君が見た目も性格も好みだったので購入、読むうちに上州さんのホワホワ&機転の良さが好きになり、加えて姫野さんという最高のサブキャラも出てきて…予想外にツボを突かれた作品です。
    城崎君も上手く話を転がしてくれる良きサブキャラで、皆が噛み合って話が進む感じが読んでて心地よかった。
    絵はところどころ不安定かなと思いますが描き分けがハッキリしてて、老若男女がしっかり分かるので好きです。
    エロはなし、ライトBLなので初心者にもオススメ。濃ゆいBLが好きな方には全く物足りないかと思います。
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  • ゆーま!

    瀬名慈孝

    エンジンかかるの遅め
    2018年5月22日
    連載開始から最終回まで某所で読了済み、久々に冒頭を読みましたがつまらん!と思わず呟いてしまいました。
    それくらい序盤はイマイチ。まぁきららにしたら珍しいノリなのかな。

    この作品は主人公勢の女の子3人がそれぞれの個性を前面に押し出してきてからが本番です。

    およそ女子高生とは思えない容赦のなさ、マッドな振る舞い、シニカルでエッジの効いたセリフ…それらがこの可愛らしい絵柄から繰り出されるというギャップも楽しい。
    1巻の冒頭ではなく2巻の無料立ち読み分を見てツボが合うようならオススメします。
    ちょっとマニアックな知識がないとついていけないところもあるかもですが、何となくで読んでもどういう意図の言動なのかは読める漫画だと思います。


    ただ値段設定はちと高過ぎませんか?
    ☆1個はその分です。
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