このレビューはネタバレを含みます▼
電子コミック大賞候補作に上がっていたので書きに来ました。2巻まで発売中の今、私史上最も続きが待ち遠しく思うBLです。吾妻先生の作品を、続きもので全4巻予定のスケールでしかもリアルタイムで読める世界に感謝です。
以下ネタバレ有り。
老いた灯台守エヴァンが拾ったかもめの雛、それがひとの子どもに姿を変えた、そんな奇想天外な現象から始まる1巻目。
まず特筆すべきはキャラの魅力!ルネが可愛すぎる!!エヴァンがカッコよすぎる〜!!ルネはむじゃきで明るく、エヴァンは老成して落ち着きあり、そんなふたりが仲睦まじく過ごす様子は一生見ていて飽きないです。こどもとおじいさん最高か。名残惜しくも1巻のうちにルネは急成長しエヴァンは若返りますが、その経過もまた読んでいて楽しいです。年齢の移り変わりを画面と物語展開で巧みに表現されていて、世界観へ自然と没入させてくれるのもこの作品のすごいところです。
1巻は肉体的な年齢が近づく成長編、2巻はいよいよ同い年ほどになったふたりの恋愛編。不思議な成長と若返りをしたふたりならではの内面描写もまた巧みで、恋心のときめきや切なさがまっすぐ伝わってきます。心情描写を積み重ねての喧嘩とキスの場面は特に印象的でした。仲直りえっちも最高🥰でした。おじいさんだったエヴァンが可愛くなるの最高か???
これからどう物語が進んでいくのか、随所に散りばめられている伏線らしきものがあるので考察も楽しいです。
3巻も今から楽しみです!
完結前に読んで考察してみるのをおすすめしたい作品ですよ。