ちっぷちっぷさん

偶然の出会いから、優しい時を過ごしていた二人。
住む場所が離れても、会いにいけば、いてくれるはずだったのに…。
時が流れて、偶然巡りあってしまい、一方が秘密を抱えながらも、やはり心惹かれあってしまう。
とある場面を目撃されたため、引き離されてしまうが、守られていた男の子は、男へと成長していく。
穏やかな日々を過ごしていた二人に更なる不幸が…。この不幸から隠し続けていた秘密までが知られてしまう。
その後も本当か優しい嘘かという出来事が…。

出会いの頃の口は達者だけど、守られるだけの存在が色々な出来事で成長して、相手を思いやり、なおかつ、精神的にも相手を支えられる存在になるのは、必見です。
こんなに不幸な事が起こらなくてもとか、途中で思ってしまう事もありますが、ホッとさせてくれる、脇役が何人もいて、時間を忘れて読んでしまいました。