このレビューはネタバレを含みます▼
酒寄さんのnoteは前々から読ませていただいていました
今回帯にもあるタイトルの、主に田辺さんへの文章がバズり、よしよし見つかっていくぞこの人の才能が…と思ったことが記憶に新しいです
猫塾、しんぼる時代から4人を知っていた為、今お茶の間に浸透したぼる塾が本当に嬉しいく、今後どんどん4人での出演が増えていけばなお嬉しいなと思っています
芸人さんの書かれる文章は、漫才やコントの台本を書かれるせいか地の文よりも会話文がクリアで頭の中で再生されるように感じるためか、スルスルと読み進めることができます
だから、その中に散りばめられた「この息苦しい時代に生きる人間としての葛藤」「仕事と子育ての両立」「世の中の知らんがな過ぎる手前勝手な発言」などなど、気を抜いた時に混ぜられるそれらもとても痛い
読者は酒寄さんの葛藤に寄り添って他人であるはずなのに泣いて、田辺さんやあんりちゃんはるちゃんに、慰められた気になって笑って、それでいてどこか、恋愛小説を読んだ気にもなるような、不思議なエッセイです
芸人さんの関係性ってどのコンビも違ってみんな少しずつ不思議ですが、ぼる塾はさらに不思議で魅力的で、そしてとても羨ましいです