侘助さん

某マンガアプリで気付いてから更新を楽しみに読んでいるのですが、こちらでコミック配信が始まったので購入しました。
ソラジマなので分業制で数人の方々の合作、なかでも原案・脚本がつるこ。さんなので名前が出てるのでしょうけれど、私は作画の青藤キイさんの絵が好きで、BLで数冊出したあと消息がわからずにいたのですが、この作品で見つけた時、活動してくれていたことがとても嬉しかったです。

マンガからきて、小説も購入し、投稿サイトも読んでみた。
キャラクターもそれぞれ立っていていいと思うし、話の展開も面白いと思う。描写力はちょっと微妙かな。
元が投稿サイトだし、一人称なのも段落の形態的なものもこういうモノと思って読めばいいかと思う。
ただ、誤字脱字がツライ。投稿サイトでも酷いけど投稿サイト故に許容できる。
電子書籍はお金を払って購入してるのに誤字脱字が多いって、編集者の推敲はどうなってるのかと思う。
自警団のはずが騎士団になってるところがあるし、ソラというキャラクターはソルになってる。師匠は“師”が抜けて“匠”になっていて、え？いつの間に職人？みたいな。
読んでいて何のことか考えて止まってしまうので、それがとても残念。

異世界の沙汰〜と聖女の魔力は〜を足して2で割って、モフモフ足したらこんな感じ…なのかな。
似ていると言われている作品を、どちらも先に読んでいたので、読み進むとそのシーンを思い出しながら読んでしまっていましたね。
テンプレって言ったらそうかもだけど、異世界にしろBLにしろ、テンプレ踏襲したって要素が被ったって、そんなこと気にさせない他を思い起こさせない作品でないと、そういう声があがっても仕方ないのでは。

他の方のレビューにもありますが、自分の期待のカップリングと違うようなのがありありと見て取れたので、購入はここまでかなと思っています。
個人的には、話のイメージの絵かどうかとかは特に気にはなりませんでした。

他の方のレビューでも書かれてますが、いくらライトノベルといってもびっくりしたほどに文章が残念だと思います。
まるでRPGの画面の文を読んでいるみたいなブツ切れの感のある文章です。
会話も情景描写もそうなので話の流れもブツ切れになってしまい、小説としてはとても読みづらく感じました。
今まで20冊も本を発行してるとのことですが、他の本もこうなのか手を出すのはちょっと考えてしまいます。