このレビューはネタバレを含みます▼
本当に流行りものしか描けない漫画家さんなんだなぁと。
近親相⚪が流行った時は兄妹もの、不治の病系が流行った時は不治の病、芸能ものが流行った時は芸能もの。LGBTが流行ったらLGBT……。
20代で漫画家生活に入られたから社会経験も人生経験も少なく、ある程度のものしか描けないのも、編集者がらみの事情で思うものが描けない事情もあるでしょうが、もうかなり漫画家としても人間としても経験は十分積んでらっしゃるし編集者と対等以上に渡り合える実績もおありの筈。
そこの浅い恋愛や物語しか描けないだなと。
もうかなり良いお年のはずですよね青木さん。
話は何故か男女混合の柔道部に所属する3人の男女高校生、ノンケ男子が好きだから気持ち悪く思われたくなくて、そのノンケ男子が好きな女子高生にカミングアウトした挙げ句恋人のふりをしてくれという『それ同性愛関係ないから、お前の単なるワガママやろ?』みたいなハァ?みたいな話です。
こういう描かれ方だと同性愛者が、それを盾にして周りを振り回し自分の思い通りにするみたいな誤解をしかねないので描くなら、良い子に描けとは言いませんが深みのある描き方を期待したいです。
それと男女混合の柔道部なんてないからね。