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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 間の楔

    吉原理恵子

    SFBL
    ネタバレ
    2025年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ SFBL群像劇、とまでは言えませんがそういうのが好きなのでとても面白かったです。(パラスティック~やBLとは違いますが萩尾望都SF作品、海外ドラマ エクスパンスなど)
    現在と過去、登場人物それぞれの視点が交錯していますが、読みやすく分かりやすかったです。脳内に映像が浮かび上がるくらいに。
    ・・今までBLジャンルの商業、非商業、ネット小説、新旧たくさん読んできた人ならば難解ではないと思います。(リキの出生などなんやかんや回収されていない伏線は別として。文庫化前に書かれたものを読まないと分からない。)
    私は面白くて一気に読んでしまいました。
    昨今の大団円で終わりがちなBL作品に物足りなさを感じている人にもおすすめしたいです。(個人的にはイアソンにとっては最初の最後で気持ちが通じ合ったねよかったねハッピーエンドだねって思いました)
    ・・・「リキの出生」「リキの能力」 ほのめかすだけで明らかにされていませんが、リキにはコンピューターをシステムダウンさせる能力がある?ガーディアン時代リキと一緒だった他の子供たちにもなんらかの能力があった?やたらほのめかされるので、これが終盤に関わってくるのだと思いましたが物語は別な方向へ・・・例えばガイの謀略によりイアソンを傷つけられるか失うかしたリキの能力が開花、暴走してアモイ全域がシステムダウンするとかそういうラスト予想していましたが、、それがリキの○ん○んがあんなことになるなんて、2度目にリング付けられた時点でもしかしたらそういう展開もありえると、ちらとは思いましたが、あぁ、、(以前のイアソンなら○ん○んなどすぐ再生できるって冷笑したのかな)
    ・・・イアソンの変質っぷり、ガイとリキのお互いへの愛情の深さなどなどたくさん詰まっていましたね。リキにとって一番守りたいのはガイ。それでも最後リキはイアソンの愛に答えるんですよね、、そこがなんとも言えません。カッツェにはもう少し踏み込んで欲しかったけど人工体ブロンディの恐ろしさをよく現していたと思いました。(そのブロンディでさえ代えがきくという表現もあったのでユピテルこわいよ、、)
    一番漢だったのはガイ(その結果があの結末ってのはガイにとっては酷すぎる)、個人的に好きなキャラはあの大告白をやってのけたキリエ。もっとキリエの話をしよう!キリエかわいいよキリエ
  • グレイゾーン

    朝御飯丸

    纏わりつく空気
    2024年9月19日
    作品全体に纏わりついているかのような鬱屈とした空気がなんとも言えません。一見ありふれた平坦な日常や人物が立体的に描かれています。コマ割りや構図、全体の構成も含めて面白かったです!次の新しい作品もぜひ読みたいです。
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  • ウィンター・キル

    ジョシュ・ラニヨン/冬斗亜紀/草間さかえ

    アフターシェーブローションの香り
    2024年1月14日
    作者さんのどの作品から読むか迷っているかたはこの作品から読んでもいいなと思いました。
    私はフェアシリーズと殺しのアート2巻まで読んでからこの作品を読みましたが、、アメリカの男性は皆アフターシェーブローションの香りを纏っているのものなんだろうかとか、日本のBL作品ではなかなかない描写がたくさんあって面白かったです。
    一番のお気に入りはただ風呂に入るだけの場面!
  • COLD SLEEP 全3巻【合冊版】【イラスト入り】

    木原音瀬/祭河ななを

    記憶喪失と人間性
    ネタバレ
    2021年10月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 自分は一体何なのか。生まれ持った気質、育った環境、与えられた愛情、裏切り。そのパーツによって自分の人間性や存在意義が変わってしまうのか。そして失った記憶と知らない自分を知る人々。
    「(その1人である)恋人は自分の体の一部みたいなもの」という透のセリフがその答えのように思いました。
  • 灰の月

    木原音瀬/梨とりこ

    「灰の月」があって「月に笑う」
    ネタバレ
    2021年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 光っていない、触れたら崩れてしまう月・・。
    惣一は自宅で襲われたことがきっかけで残酷な運命を辿ることになります。
    この事件が無ければ、「月に笑う」の2人は殺されていたんだろう。
    惣一と嘉藤はヤクザで犯罪者で人殺しです。
    その報いを受けながらも2人が死ぬことなく結ばれたのは奇跡なのか許されたのか運がよかったのか。
    惣一は壊れてしまいましたが、もしも記憶が戻り頭も元通りになっていたとしたら・・嘉藤は自分の理想の惣一を求めるでしょうし、惣一は暴行の記憶に苦しみ嘉藤からは愛されない・・。(薬物の後遺症が無くとも壊れてしまっていた。後遺症によって救われた?)
    最後までどうにか読み終えましたが、なんというかもうどうしたらいいかわからない感じが正にタイトル通りです。