このレビューはネタバレを含みます▼
悪役の女性は確かに言動に問題があり、嫌われそうと思いました。でもそれ以外にも問題がある人物がたくさんいました。悪役の女性と身体の関係がある袴田は、社内結婚なのに社内不倫、悪役の女性ともめると「風俗に行く金がないから相手をしてやった」との暴言。クソ男すぎて引きました。気になって4巻まで読みましたが、悪役の女性が失脚した後、意地悪そうな笑みを浮かべる袴田の妻。正直こんなクソ男と結婚していて良いことなんてなさそうなのに、袴田ではなく、不倫相手に敵意を向けるのもまともではないと思いました。また悪役の女性が会議で良い意見を言う場面がありますが、他の同僚も会議に出ていてだんまりはありえないし、業務中悪口を言っていて悪役と大差ないと思います。上司も先生じゃないのだから、議論が進まなければじぶんごととして案を出すべきでは?悪役がプロジェクトリーダーをやる際も、プロジェクトリーダーの経験はなさそうなのに、めちゃくちゃな運営をしても上司は放置でした。これも会社としてやばさを感じます。嫌な人が社会的制裁を受けてスカッとする話ならば、袴田のようなクソ男が処分されたり、働かないのに無駄に高いポストに居座り、若手が頑張って出したアイデアをけなすだけのクソ上司が左遷される話の方が読みたいです。