ひろにゃんさん

人外と人間との触れ合いもので、重くなりすぎないほのぼの系が好きな人にはオススメ。

表紙の鯉たちががかわいくて購入、読んでる間、優しい時間を過ごせました。
鯉の飼い方や神社関係は、専門的過ぎずありえねーとツッコまれ過ぎずの良い塩梅で読みやすい。
もう少し読みたかった気分と程良いボリューム感でまとまって良かった気分と半々です。

個人的な、ナナメの楽しみ方としては、鯉たちの性別が明らかにされてないので、読者のお好みでいかようにも読めるかと（笑）。
あとお友達ズも名前的に気になっちゃいますね。

一言で言うならば、もう、可愛い。これに尽きる（笑）。
ヒロインは、現代設定のこの年代にしては稚すぎるかな、という気がしなくもないが、現代版大正浪漫（！？）と思えば…。
とりあえずヒロインもヒーローも可愛い、健気、可愛い（3回目（笑））。
日々の諸々で汚れっちまった心を洗い流してくれるような、癒やしてくれるような、そんなお話でした(*^^*)。

『素敵な人たち』の話。
セクシャルマイノリティとか人種とか国籍とか、〇〇なタイプの人、とか、そんな様々なカテゴリ分けは、なにかとされるし時には必要だけど、そんなの全部とっぱらって、『素敵な人』、『素敵な人たち』だな、と思いました。
著者みきさんの言葉が、立ち位置が素敵。
まきむぅさんかわいいし（いろいろな意味で（笑））、森ガは素晴らしいし、森ガのご家族も素晴らしい。人の縁ってすごいな素敵だな、と思わせてくれるこの本は、レズビアンか否か、興味があるかないかに関わらず、たくさんの人に読んでもらいたい。
私の中の何かが救われた気がした。
…今日は、自分にワインを買ってこようかな（笑）。