このレビューはネタバレを含みます▼
あるあるトラブル話に終わらず、加害側も人生があり、どうしてそうなるに至ったかの経緯と、最終的に光に向かって歩き出し成長していく様子までもが見れて良かったです。
生きてきて一度も人を傷つけた過去がない人間なんて居ないし、加害側の人の話を読んで、今後の人生の筋道を付けられる読者もいるのではないか。
恐らく読者層も高めだと思うので、内容がかなり刺さりそうです。
さておき、二巻を三分の一ぐらい読んだところで一巻と主人公が別だと気付きました。流石に短髪、黒髪、眉を覆う前髪、同年代ぐらいの細身女性、服装も大体同じ、大人しめで幸薄そうな雰囲気、までくると漫画をよく読む自分でも分かりませんでした。読解力がないと言われればそれまでなのですが、毎話視点が変わるオムニバス形式が一巻で活きていただけに、二巻もまた過去編などで視点が変わっただけだろうと読み進めてしまうのが、混乱に拍車をかけている気がします。
でも続きは楽しみなので、続刊でまた別主人公視点になる時は差異をつけてくれると嬉しいです!