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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 魔道祖師

    墨香銅臭/鄭穎馨/千二百

    BLとして楽しむには想像力が必要
    ネタバレ
    2025年9月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一言で言うと、右脳向け

    読む手が止まらないとはこのことです!
    BLというより、内容のハラハラドキドキさに読む手が止まりませんでした。過去編は正直、早く幸せになってくれ、この辛いターン終わってくれ…という気持ちで、半ば焦りながら読んでいました

    正直BL要素は薄いです
    というより、恋愛ものによくある、恋を自覚して、片思いして、嫉妬して、辛い気持ちになって、別れに涙して、再会を夢見て、両思いになって幸せ!というのは多分攻め目線ではあると思うのですが、受け目線で話が進むので、そういうBL感はないです。
    受け目線ではなんか気になる!気になる子(攻め)はからかっちゃう♩からの、辛い出来事で恋なんかしてる余裕ないわ、攻めにも嫌われてるし…という感じです。転生したらなんか攻めの様子がおかしいんだけど?っていう感じで、それは君のことが好きだからだよ!というツッコミをセルフでしていかないといけないので、BLとして萌えるのは余程の想像力がないと難しいかもしれません。(自分はこの作業が苦手でした)

    攻め目線の話があれば多少BL感は上がると思うのですが、受け目線なのと、受けが作中殆ど辛い状況にいるのと、あまりにも鈍すぎるというのが合わさって、BLとして楽しむには、攻めはきっとこう思ってる!みたいな強い気概が必要になる
    文字を文字のまま受け取ると、供給されているBLエッセンスが半減してしまうので、途中躓いた方は、二次創作と並行しながら読むとわかりやすいです(なんという荒療治…)

    戦いや複雑なキャラの心情、本当の敵は誰だったのか、というサスペンスさが主軸と思ったほうがいいですが、そこはものすごく面白いです

    他の方も言っていた通り、主人公は日本にはあまりいないキャラな気がします(中国にもいるのか?)
    日本人の想像する美徳とは正反対の性格なので、好き嫌い分かれるかと。
  • 天官賜福

    墨香銅臭/鄭穎馨/日出的小太陽

    中華BL迷ったらコレ!
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんの小説は全て読みましたが、中でも一番好きです。日本には馴染みのない舞台だし、鬼や術など出てくるので、ファンタジーではありますが、さすがの表現力で理解に躓くということはあまりないです。色々なキャラが出てきますが、しっかりとした設定やそことそこ繋がるの!?という過去があり、読み応え抜群です!結構ハイペースで物事が進んでいく感じがあるので読んでて“飽き”が来ないです。何より攻めが受けのことをものすごく敬愛していて、攻めの一言一句が物凄く練られていると思います。表現一つとっても、受けに対する言葉遣いと、その他キャラに対する言葉遣いが全く違うので、攻めと他キャラの絡みみたい笑ってなるのに、攻めが受けしか眼中にないので、受け以外との無駄な会話が殆どないのも面白い。受けも物凄く利発で強く、経験豊富なので他キャラよりも一歩先を出た思考回路をしているのですが、そんな受けが安心して身を任せられるのも攻めだけなんです。そんな鬼になれるよう、どれだけ研鑽し、強くなるために努力してきたのか…並大抵の覚悟ではできないことなのに、ただ受けの為に…と何百年も努力を続けてきた彼の愛の強さが伝わります。2巻くらいまでは、色々なキャラが出てきて、てんやわんや状態が続きますが、3巻からはBL感増えます。一、二巻の攻めの言葉を反芻できる部分が増えて、読めば読むほどどれだけ受けのことを愛しているんだ…となります。読んでいるとあまりの受けの冷静さに、正直この受けをこんな気持ちにさせる攻めがすごい…となりますが、むしろ攻めくらい全てに優れていないと受けは心を惑わされない、という感じで、そこも膿を残すことなく攻めのスパダリさも半端なく描写されます。あまりにもスペックが高すぎる両者で、むしろ釣り合いが取れるのが世界中探してもお互いしかいないだろうという、まさしく天に選ばれたカップリングです
  • ヒメアノ~ル

    古谷実

    自分の価値観を変えた作品
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ネタバレあります
    例えば無差別○人が起きたとして、そのニュースを見た時に多くの人間が被害者に同情し、犯人に憎しみを覚えると思います。私もそうでした。ただ視点を変えて、何故犯人はそのような行動をしたのか?というところに着目した漫画がヒメアノ〜ルだと思います。勿論、この漫画を読み終わっても無差別○人者には怨嗟の感情は湧き出るものですが、自分がそういう感情を持てることは、ある意味幸せなことなんだと認識しました。世の中には○人を犯しても反省もしなければ、自分がどれだけ悪いことをしたのか、あまり深く考えられない人もいると思います。ただこの森田は、自分が○人をすることでしか幸せを感じられず、一生俺は幸せになれないのか、と嘆き悲しむシーンがあるのです。これは自分の中にはない概念で、最初見た時は驚きました。世の中には何かに突出して○○が好きという人がいます。それが例えば芸術だったり勉強だったり、仕事だったりしますが、それが森田には○人だったのです。森田にはどうすることもできないものなのです。逆に自分が○人を犯すことで幸せを感じないのは、幸運なことなんだと気付かされました。終わり方もよかったです。最終話は何度も見返しました。最後彼はやっぱりユカを○したかったと嘆くのか、後悔するのか、よくやった自分と思うのか、分かりませんが、○人に関わらず、こういった性質を持つ人間がいる、ということを教えてくれた漫画です。
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    0件
  • 千秋

    梦溪石

    なんかクセになる
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻だけ読みました
    ページを捲るごとに登場人物が出てきて、多分一巻の半分は“説明”です。誰々は××に属する〜の弟子の○○で、みたいなのがずーーっと続きます。もうそんなんばかりで、最後の方は割とイライラしながら読みました。正直私には覚えきれず…ページ捲ったらまた同じ内容…そんなに登場人物いるか!?ってくらいめちゃくちゃ人が出てきます。ただなんとなく、面白い…かも…みたいなスルメみたいな後味がある。天官やまどそしの作者さんの作品と比べたら勢いや分かりやすさはないですが、緻密で繊細、という印象を受けました。これ読んだら語彙力上がる事間違いなし
    一巻はBL要素がほぼ皆無なので、恐らくこれから面白くなっていくのかな…という感じ。とにかくハマる人はハマると言う重厚感を感じます。
    難点を挙げるとすれば、キャラの所属や交友関係の説明はあるのですが、容姿の説明はないので(視力が悪いことも関係している?)、どんな姿なんだろう…と想像もできず、ただただ文字の羅列で覚えていく暗記作業という感じがあり、読むのに結構疲れます。世界観はものすごくしっかりしてるので、読み応えはあると思います。
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