このレビューはネタバレを含みます▼
この作品が大好きで、新刊が発売されたらすぐに読んでいます。読み初めた頃は、怖いけど面白い!続きが気になる!という好奇心が強かったです。
お話が進んでからも、もちろん楽しく読ませていただいていますが、優里と青野くんが抱えてきたいわゆる"機能不全家族"のような環境が、そしてその環境に、翠ちゃんに少しずつ向き合い、立ち向かう優里の姿が、私にとって大きな励みになっています。
特に12巻、人を殴ることについてのお話は今まで漫画を読んできてこんなに息を呑んだことはなかったと思います。
私を馬鹿にしてきた、辱めに合わせてきたあの人たちは、"そうだった"んだ。と思うと全て合点がいくようでした。
そして私はそんな自分をずっと弱いと思っていたけど、本当に弱いのはあの人たちで、実は私は強い人間だったのかもしれないと。
漫画が好きでシーモアでも沢山読んできましたが、レビューを書くのはこれが初めてです。
優里に幸せでいて欲しいです。お話はそろそろ終盤かと思いますが、最後まで楽しみにしています。
素敵な作品を、ありがとうございます。