しろさん

作画はもちろんのこと、ストーリー構成も展開も本当にお上手です。

魅力的な登場人物はたくさん見てきましたが、ここまで左の人に感情移入というか、いやそらこんだけ好きになるわな…わかるわ……なんていう気持ちになってしまうほどの(人としても社会人としても)愛される右、初めて拝見しました。専門性の高い仕事に就いている方であれば特に、こんな人間でありたい、ときっと思わずにはいられません。

しかしながら商業BLらしく行為のシーンは濃厚で非常にあっっっっまあまです。眉間に皺が寄ってそのまま目をつむって深く溜息をついてしまう程の甘さです。最高です。

一冊の読み応えが毎回素晴らしく、一巻から最新刊までの間に中弛みはまったくありません。メインストーリーだけでも十分な満足感なのに、さらにサブストーリーがついてきます。あまりにもお得過ぎではないでしょうか。正直まだまだまだまだ続いてほしいと思っています。

500冊近くのBL作品を所持していますが、何度もしつこく読み返すのはごく僅かです。この作品はその中でも五本の指に入るほど読み返しています。
疲れたときに読みたくなる、頑張ろうと思える、どれだけ理不尽な出来事があっても人に対して誠実であろうと思える、そんな素晴らしい作品です。

共依存の関係、のようでいてライバルであり戦友。高めて高められる存在。そういった左右が好きな方でもし購入を迷われている方がおられるなら、わたしは強く強く背中を押したいです(^^*)